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銀座の色味の変遷を知る

こんにちは。akiです。

先日久々に休日の銀座へ赴いたところ、歩行者天国は外国人旅行者で大変な賑わいを見せていました。みなさんスマホであちこちの景色を撮りまくっていたので、私もちょっとつられて数枚撮りました。

帰宅してからその画像を眺めていたところ、子どものころ、東京の某ホテルの売店でなぜか親にせがんで買ってもらった銀座の街の絵はがき(外国人観光客用)に構図が似ていることに気づきました。

(画像は一部加工してあります)令和の銀座歩行者天国です。

さっそく確認してみると、画像中央奥の白い建物が絵はがきの中にも写っていたのです。著作権の都合でお見せできませんが、看板から察するに1984年ごろの画像を使っていました。

現在の銀座は建物も看板もシックな色合いにまとまっているため、当日の曇天もあいまってそれほど華々しさを感じませんが、私の絵はがきの中の銀座のホコ天はまさに極彩色。行き交う人々の服装も、看板も、ビルの色もそれぞれが主張しあって賑やかで、活気にあふれていました。「昔の景気の良さ」が滲み出ているようなこの一枚を仕事的な目線で見ると、使っている色の種類が段違いに多いという印象です。

現在の銀座も決して元気がないわけではないのですが、見渡す限り外国人観光客だらけで異国の言葉ばかり聞こえてくる不思議な空間になっていました。40年も経つと、街も様変わりするのですね。

小さかったころの私がなぜその銀座のホコ天絵はがきを欲しがったのか、そしてなぜ数十年ものあいだ保管しておいたのか自分でもよくわかりませんが、偶然の答え合わせとなってなかなか楽しい経験となりました。