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Matson Line(マトソンライン)のデザイン

こんにちは。akiです。

u-micoが以前ご紹介した宮川コレクションの「Matson Line(マトソンライン)」。もうチェックしていただけたでしょうか。

メニューカバー&招待状が好評につき、今回ステッカーポストカードを追加しました。
また、「Matson Lineってナニ?」と言う方にも親しんでいただけるように、簡単なガイドを作りました→「マトソンラインとは」

マトソンライン ステッカー
マトソンラインというのはですね。。ま、読んでください

知れば知るほど、当時のセレブたちは「憧れのハワイ航路」(←昔どこかで聞いたような……)として豪華な船の旅を楽しんでいたんだなと想像できるようになりました。メニューカバーからポストカード1枚まで、「楽園」ハワイへの旅をとことん楽しんでもらおうというマトソン社の心意気も随所に感じられます。

今回この原稿を書くにあたって宮川よりさまざまなコレクションを見せてもらったのですが、もう60年ぐらい前のものとは思えないくらいに状態の良いものがたくさんありました。「Matson Line」のデザインを「ステキだな」と思ってずっととっておいた人が世界中にいて、何十年も経っているのに捨てられることなく、その一部は日本の神奈川県横浜市青葉区にあって(コーラルのことです)……と思うと、なんとも不思議な気分です。

ブックレット
ブックレットより。エアブラシを多用したカラフルなイラストです

私はあまり収集癖がなく、しいて言えば20年ぐらい前にテレホンカードを集めていたことぐらいでしょうか。NTTの前身、電電公社時代に最初に発売された岡本太郎デザインのテレホンカードを持っているのが自慢でした。
……話を戻しますが。
今回、「Matson Line」をコレクションする人の気持ちが、少しだけ分かったような気がします。どのアイテムもとてもカラフルで、なおかつ豪華客船にかかわるものだっただけに高級感や気品に満ち溢れています。その時代に思いをはせながら、手に取って眺めているだけで満足、という心理は何となく理解できました。

また、私は絵だけではなく、当時のフォントやロゴにも大変興味を引かれました。今では古臭く感じてしまうような筆記体でも「きっと当時はコレがいかしたフォントだったんだろうな」と想像するだけで、昔の人のワクワク感が伝わってくるようです。ワクワク感と言えば、当時雑誌に掲出していた広告なども「うわ、行ってみたいな」と思わせるような仕掛けがたくさんあって、これまたすごいパワーを感じます。

time-1
私もハワイ行きたいわあ・・・

確かに原本をコピーした安価な商品はたくさんあるので「同じ柄だったら安いほうでいい」という考え方もあるのですが、いくつもの時代を超えてやってきた無言の迫力は、やはり実物でしか味わえないと思います。たぶん、AinaMallの宮川コレクションをお求めになっていく方は、みなさんその醍醐味をご存知の方ばかりなのではないかと拝察しています。

いわゆる「古き良きアメリカ(というかハワイ)」の雰囲気を味わってみたい方は、ぜひぜひごらんくださいませ。